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概要:
鹿苑寺の徒弟僧である林承賢が、国宝の舎利殿(金閣)に放火し、同建築および、同じく国宝の足利義満像等を全焼させた。
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1950(昭和25)年7月2日未明に、京都府京都市上京区金閣寺町(現・北区金閣寺町)にある、鹿苑寺(通称・金閣寺)で発生した放火事件。同寺の徒弟僧である林承賢(当時21歳)が、国宝のの舎利殿(金閣)に放火し、同建築および、同じく国宝足利義満像を全焼させた。
当時、法隆寺金堂火災に続く大事件として、全国に大きな衝撃を与えたほか、犯人の自殺未遂や実母の引責自殺など、社会面の話題も加わって、世間の耳目を集めた。林は精神鑑定に掛けられたが、完全責任能力が認められ、同年12月に懲役7年の判決が下り、そのまま確定した。その後、収監中に結核と精神状態が悪化し、釈放されてのちの1956(昭和31)年3月7日、26歳で病死した。
犯行の動機が謎めいていたことから、本事件を題材として、三島由紀夫「金閣寺」、水上勉「五番町夕霧楼」「金閣寺」 などの作品が書かれた。金閣は、1952(昭和27)年から3ヶ年計画で再建工事が始められ、1955(昭和30)年10月10日、落慶供養が営まれている。(Wikipedia)
映画作品としては、1958(昭和33)年に、三島の「金閣寺」を原作とした市川崑監督の『炎上』があり、「第32回キネマ旬報主演男優賞」などを受賞する高い評価を得て、主演を務めた市川雷蔵の代表作となっている。
また水上の「五番町夕霧楼」も、1963(昭和38)年に田坂具隆監督・佐久間良子主演で映画化されてのち、1980(昭和55)年には山根成之監督・松坂慶子主演で再映画化された。


放火事件を伝える新聞記事

焼け落ちた金閣寺

現場検証中の犯人・林承賢(×印)
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